超PayPay祭やクリスマスなど、Yahoo!ショッピングのイベント時期はアクセス人数が普段より増えるタイミングです。このタイミングに合わせて広告を使うと、通常より少ない広告費でアクセス人数を伸ばしやすくなります。ただし、広告にはいくつか種類があり、目的に合わないものを選ぶとROAS(広告費用対効果)が悪化してしまいます。この記事では、Yahoo!ショッピングの広告の種類と、イベント時期に合わせた選び方を解説します。
Yahoo!ショッピング広告の種類と特徴
Yahoo!ショッピングの広告は、主にアイテムリーチ広告、PRオプション、ディスプレイ広告、ソリューションパッケージの4種類に分けられます。それぞれ課金の仕組みと得意な場面が異なるため、まず特徴を理解することが選び方の第一歩です。
アイテムリーチ広告は、ユーザーがカテゴリで検索した際に「おすすめアイテム」として検索結果に表示されるクリック課金型の広告です。最低入札単価は25円からと少額から始められます。PRオプションは、商品が売れたときだけ費用が発生する成果報酬型で、料率は1.0〜30.0%の範囲で自由に設定できます。ディスプレイ広告はトップページなどに表示され、認知度を高めたいときに向いています。ソリューションパッケージは、Yahoo!ショッピングの外部サイトにも配信でき、過去に商品を見たユーザーに再度広告を表示するリターゲティング機能もあります。いずれの広告も「コマースアドマネージャー」の管理画面から利用できますが、広告メニューによって設定項目や運用方法が異なるため、出稿前に各広告の管理画面や仕様を個別に確認しておくと安心です。
自店の目的が「新規客への露出を増やしたいのか」「売れ筋商品の検索順位を上げたいのか」によって、選ぶべき広告の組み合わせは変わってきます。
イベント時期に広告を使うメリット
超PayPay祭やクリスマス、年末年始などのイベント時期は、モール全体のアクセス人数が普段より増えるタイミングです。このタイミングに合わせて広告を出稿すると、通常時よりも広告の反応が得やすくなります。
具体的には、ディスプレイ広告やソリューションパッケージは、クリスマスや年末年始など季節イベントに関連する特集ページへの掲載が主流で、季節限定商品との相性が良いとされています。また、イベント期間中はユーザーの購買意欲自体が高まっているため、同じ広告費でもクリック後の購入率が上がりやすい傾向があります。
よくある失敗は、イベント直前になって慌てて広告を出稿し、審査や設定が間に合わないことです。イベント開催の1〜2週間前には、広告の出稿設定と商品ページの準備を終えておきましょう。
ROASを高めるための広告選びの考え方
ROASを高めるには、「売上=アクセス数×転換率×客単価」という基本の考え方に立ち返り、広告で伸ばしたいのがどの要素かを明確にすることが重要です。
たとえば、アクセス数を増やしたいだけであればアイテムリーチ広告やディスプレイ広告が向いていますが、転換率が低い商品ページのまま広告費だけ増やすと、クリックは増えても購入につながらず、ROASは悪化します。逆に、すでに一定の販売実績があり、転換率も安定している商品であれば、PRオプションを活用することで露出向上が期待でき、費用対効果よく売上を伸ばせる可能性があります。
現場でよくある失敗は、広告の種類を検討せずに一律で同じ広告だけを使い続けることです。商品ごとに販売実績や転換率を確認し、伸ばしたい要素に合わせて広告の組み合わせを変えることが、ROAS改善の近道です。
PRオプションとアイテムリーチ広告の組み合わせ方
PRオプションは成果報酬型のため、まずアイテムリーチ広告で商品への流入と販売実績を作り、その実績をもとにPRオプションを組み合わせて露出向上を狙うという流れが効果的です。
検索結果での表示順位は、商品ページの内容と検索キーワードとの一致度、販売実績、PRオプションの設定有無、優良配送の対応状況など、複数の要素を組み合わせて決まるとされています。具体的な算出方法や各要素の重み付けは公式に詳細が公開されているわけではないため、PRオプション単独で上位表示が保証されるものではなく、商品ページの作り込みや配送対応とあわせて総合的に底上げしていく発想が必要です。実際に、低単価で利益率の高い商品にPRオプションを設定し、繁忙期やイベント時期だけ料率を引き上げることで、費用を抑えながら露出を高めている店舗もあります。
注意点として、PRオプションは商品が売れたときのみ費用が発生する分、料率を高く設定しすぎると、売れるたびに利益を大きく圧迫してしまいます。料率は、商品の利益率を確認したうえで、無理のない範囲に設定しましょう。
広告運用でよくある失敗
広告運用でよくある失敗は、目的に合わない広告を選ぶこと、出稿タイミングが遅れること、効果測定をしないまま出稿し続けることの3つです。
たとえば、認知度を高めたいだけなのに成果報酬型のPRオプションだけに頼っても、検索結果に表示される機会自体が増えるわけではないため、期待した効果が出ません。また、イベント直前の駆け込み出稿で審査や設定が間に合わない、出稿後にROASを商品単位で確認せず費用だけがかさんでいく、といったケースも少なくありません。
対策としては、イベントの1〜2週間前をめどに出稿準備を終えること、商品ごとにROASを月次で確認し、費用対効果が低い商品は広告を見直すことが実践のポイントになります。
まとめ
Yahoo!ショッピングの広告は、アイテムリーチ広告、PRオプション、ディスプレイ広告、ソリューションパッケージとそれぞれ特徴が異なります。イベント時期のアクセス増加に合わせて、伸ばしたい要素に応じた広告を選ぶことで、ROASを高めながら効率よくアクセス人数を伸ばせます。まずは自店の商品ごとに、販売実績と転換率を確認するところから始めてみてください。
広告の組み合わせ方や料率設定、イベント時期の出稿計画に迷う場合は、お問い合わせください。商品ごとの状況を確認したうえで、広告運用の設計をサポートします。
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