Yahoo!ショッピングには、検索結果に商品を表示する広告や、売上に応じて費用が発生する広告、LINEヤフーのデータを活用して配信する広告などがあります。
広告によって掲載場所、課金方式、配信対象が異なるため、目的や商品の状態に合わせて選ぶことが重要です。
この記事では、Yahoo!ショッピングで利用される代表的な広告・販促機能として、アイテムリーチ、PRオプション、LINEヤフー コマースアドを紹介します。
Yahoo!ショッピングの広告は目的に合わせて選ぶ
広告を選ぶ前に、何を増やしたいのかを明確にしましょう。
主な目的は次のとおりです。
- 検索結果やカテゴリページで商品の露出を増やす
- 売上につながった場合に費用を支払う形で販促を強化する
- ユーザーの行動や購買データを活用して商品を訴求する
あわせて、広告をかける商品の購入率、利益、在庫、商品ページの状態も確認します。
広告は商品ページへの流入を増やす施策です。商品情報や価格に競争力がない状態で配信すると、アクセスが増えても購入につながらず、広告費だけが発生する可能性があります。
アイテムリーチは検索結果やカテゴリページに掲載する広告
アイテムリーチは、Yahoo!ショッピングの検索結果ページやカテゴリリストページなどの専用枠に掲載されるクリック課金型広告です。
Yahoo!ショッピングに登録している商品を選択し、入札価格を設定することで配信できます。登録済みの商品情報が広告として使用されるため、広告文や専用のクリエイティブを作成する必要はありません。
アイテムリーチの特徴
アイテムリーチの主な特徴は次のとおりです。
- 掲載したい商品を選び、入札価格を設定するだけで配信できる
- 検索結果ページやカテゴリリストページの上部や下部に掲載される
- 広告がクリックされた場合に費用が発生する
- 入札価格とクリック単価は25円から設定できる
広告の表示順位やクリック単価は、検索キーワードなどに対する商品の関連度と入札価格をもとに決まります。
クリック単価は最低落札価格以上、自身が設定した入札価格以下の範囲で決まります。具体的な算出方法や掲載ロジックは公開されていません。
アイテムリーチが向いている商品
アイテムリーチは、次のような商品に向いています。
- 検索されるキーワードが明確
- 商品ページの購入率が高い
- 価格やレビューに競争力がある
- 主力商品のアクセスを増やしたい
- 商品情報や価格を整えた新商品、季節商品の露出を増やしたい
検索されたキーワードと、ストアクリエイターProに登録されている商品名や商品情報などをもとに、配信する広告が判断されます。
そのため、広告の入札だけでなく、商品名や商品情報を適切に登録しておくことも重要です。
PRオプションは成功報酬型の広告商品
PRオプションは、設定した料率に応じて、Yahoo!ショッピングの商品検索結果、カテゴリリストページ、特集ページなどで商品をプロモーションできる成功報酬型の広告商品です。
アイテムリーチはクリックされた時点で費用が発生しますが、PRオプションは対象となる注文が発生した場合に費用が発生します。
PRオプションが向いている商品
PRオプションは、次のような商品で検討しやすい施策です。
- すでに一定の販売実績がある
- 購入率やレビュー評価が高い
- 利益率に余裕がある
- 在庫を十分に確保できる
- セール期間中に売上を伸ばしたい
売上につながった場合に費用が発生するため、広告費を管理しやすい一方、設定料率が高すぎると利益を圧迫します。
全商品に同じ料率を設定するのではなく、商品ごとの利益率や販売状況を確認して調整することが重要です。
また、PRオプションの特典を利用するには、所定の利用条件や設定が必要です。
LINEヤフー コマースアドは購買データを活用して配信する
LINEヤフー コマースアドは、Yahoo!ショッピング内での購買促進を目的とした広告サービスです。
LINEヤフー広告のディスプレイ広告の配信システムを利用し、あらかじめ用意された配信セグメントに加え、LINEヤフーのデータを活用し、購買行動などをもとにしたセグメントへ広告を配信できます。
検索結果で商品を探しているユーザーだけでなく、ユーザーの属性や購買行動などに応じて商品を訴求できる点が特徴です。
利用するには、LINEヤフー広告への申し込みと広告運用が必要です。出店者または広告代理店を通じて手続きを行い、申し込み後に利用申請を行います。
動的ディスプレイ広告
LINEヤフー コマースアドでは、Yahoo!ショッピングの商品情報を使った動的ディスプレイ広告も利用できます。
動的ディスプレイ広告とは、商品ページの閲覧履歴などのユーザー行動や属性をもとに、ユーザーごとに最適化した広告を動的に生成・配信する広告です。
Yahoo!ショッピング側で配信用の商品リストが作成され、LINEヤフー広告の広告管理ツールに連携されます。そのため、出店者側で商品リストを作成してアップロードする手間を省けます。
LINEヤフー コマースアドの動的ディスプレイ広告は、次のような場合に向いています。
- 商品ページを閲覧したユーザーに再度訴求したい
- 商品数が多く、ユーザーに合わせて表示商品を変えたい
- Yahoo!ショッピング内の購買データを広告配信に活用したい
- 検索結果以外でも商品との接点を増やしたい
こちらも一部の出店者は利用できない場合があるため、利用可否を確認したうえで検討しましょう。
広告を始める前に商品ページを確認する
広告は商品ページへのアクセスを増やす施策であり、購入を保証するものではありません。
配信前には次の項目を確認しましょう。
- 商品名に検索されるキーワードが含まれているか
- 商品画像で特徴や用途が伝わるか
- 価格、送料、配送予定日が分かりやすいか
- レビューや商品説明が購入判断を助けているか
- 広告費を差し引いても利益が残るか
特にアイテムリーチでは、登録されている商品名や商品情報などが広告配信にも影響します。広告設定だけでなく、商品情報の整備もあわせて行いましょう。
配信後は広告ごとに成果を確認する
広告は課金方式が異なるため、同じ指標だけで判断することはできません。
アイテムリーチでは、次の指標を確認します。
- 広告費
- 表示回数
- クリック数
- クリック単価
- 注文数
- 売上
- 広告費用対効果
PRオプションでは、設定料率、対象売上、発生した費用、利益への影響を確認します。
LINEヤフー コマースアドでは、クリック数や購入数に加え、配信したセグメントや商品ごとの成果を比較します。
成果が出ている商品には予算を配分し、クリックされても購入されない商品は、入札価格を上げる前に商品ページや価格を見直しましょう。
まとめ
Yahoo!ショッピングには、検索結果やカテゴリページに掲載するアイテムリーチ、成功報酬型のPRオプション、購買データを活用するLINEヤフー コマースアドなどがあります。
検索中のユーザーに商品を見つけてもらいたい場合はアイテムリーチ、販売実績のある商品をさらに伸ばしたい場合はPRオプション、ユーザーの行動や属性に応じて広告を配信したい場合はLINEヤフー コマースアドが選択肢になります。
商品の購入率、利益率、在庫、商品ページの状態を確認し、広告の課金方式と目的を踏まえて選びましょう。
Yahoo!ショッピング運用の教育ツールとしても活用可能!
ノウハウを社内で共有し、チームの底上げをサポート
あわせて読みたい記事
-
店舗運営の基礎!Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすには?売上の仕組みと集客のポイント
アクセス人数アップの航海術
-
Yahoo!ショッピングSEO対策でアクセス人数UP!検索結果で上位表示させるコツ
アクセス人数アップの航海術
-
Yahoo!ショッピングの集客方法とは?売上を伸ばす基本施策を解説
アクセス人数アップの航海術
-
Yahoo!ショッピング広告の選び方!イベント連動でROASを高める方法
アクセス人数アップの航海術
-
Yahoo!ショッピングのインフルエンサー施策とは?店舗での活用ポイント
アクセス人数アップの航海術
-
Yahoo!ショッピングとPayPayポイント経済圏!集客導線の考え方
アクセス人数アップの航海術












