Yahoo!ショッピングを運営していて、「検索からのアクセス人数が増えない」「商品名を見直しても順位が上がらない」と悩んでいませんか。
Yahoo!ショッピングは、楽天市場やAmazonなどの他モールと違った検索ロジックのため、他モールで使っている商品名やキーワードをそのまま流用しても、十分な成果につながりません。
Yahoo!ショッピングのSEO対策では、商品名にキーワードを入れるだけでなく、商品情報、販売実績、PRオプション、優良配送なども含めて考える必要があります。
本記事では、Yahoo!ショッピングのSEOの仕組みを確認したうえで、キーワード調査、商品名、キャッチコピー、商品説明、プロダクトカテゴリ、スペックの改善方法を解説します。
検索で見つけてもらい、アクセス人数と売上の改善につなげたい担当者は、ぜひ参考にしてください。
Yahoo!ショッピングのSEO(検索対策)の仕組み
Yahoo!ショッピングの検索順位は、商品名や商品説明などの商品情報だけで決まるものではありません。
商品情報にくわえて、販売実績、優良配送、PRオプションなどについても考える必要があります。
Yahoo!ショッピングの商品評価に関わる要素として、次の項目があります。
- 商品情報
- 商品の売上
- 優良配送
- PRオプション
商品情報とは、商品名、キャッチコピー、商品説明、プロダクトカテゴリ、スペックなどを整えることです。検索される言葉を各項目へ適切に入れ、商品を見つけてもらいやすい状態にします。
一方、優良配送やPRオプションも、検索上位を目指すうえで影響度が高く、優先すべき施策です。ただし、どちらも店舗によっては対応が難しい場合もあります。
優良配送へ対応するには、受注処理、在庫管理、出荷日数、倉庫との連携などを見直す必要があります。土日や祝日に出荷できない場合や、取り寄せ商品が多い場合は、配送体制の変更が必要になるでしょう。
PRオプションには費用がかかるため、利益率や販促予算を考えて判断しなければなりません。社内承認が必要な企業や、広告費を増やしにくい店舗では、すぐに導入できないこともあります。
そのため、PRオプションや優良配送の重要性を理解しながら、すぐに対応できない場合は商品情報から改善します。商品名や商品説明の見直しは、比較的着手しやすい施策です。
Yahoo!ショッピングSEO対策はキーワード調査から始める
Yahoo!ショッピングで検索上位を狙うには、まずYahoo!ショッピング特有の検索傾向を理解することが大切です。楽天市場やAmazonなどで使っているキーワードを、そのまま流用しても十分な成果につながらない場合があります。
Yahoo!ショッピング内で実際に検索されている言葉を調べ、利用者の目的に合ったキーワードを選びましょう。ここでは、Yahoo!ショッピング独自の傾向と、効果的なキーワード調査の方法を解説します。
Yahoo!ショッピング独自の検索傾向を理解する
Yahoo!ショッピングでは、商品の種類だけでなく、年代や用途などを組み合わせた具体的な言葉で検索される傾向があります。
- 文章に近い検索が行われる
- 年代を含む検索が多い
- 年号や「おしゃれ」などの言葉が使われる
たとえば、単に「靴」と検索するだけでなく、「30代 メンズ 靴 雨用」のように、使う人や希望する特徴を組み合わせて探す利用者がいます。
また、楽天市場で効果があったキーワードでも、Yahoo!ショッピングでは検索されていない可能性があります。他モールの商品名や広告で使っている言葉をそのまま使わず、Yahoo!ショッピング内で需要を確認することが重要です。
Yahoo!ショッピングの検索窓で候補を調べる
次に、Yahoo!ショッピングの検索窓へ商品の種類やブランド名を入力し、表示される候補を確認します。
たとえば、「靴 メンズ」と入力した際に、次のような候補が表示される場合があります。
- スニーカー
- カジュアル
- 28㎝
- ビジネス
検索候補を確認すると、利用者がどのような言葉を組み合わせて商品を探しているか把握できます。
候補を見つけたら、実際に検索して競合商品の数や内容も確認しましょう。商品との関連性が高く、似た商品が比較的少ないキーワードは、優先して対策する候補になります。
用途や表記違いからキーワードを広げる
キーワードは、商品の名称だけでなく、利用者の目的や使う場面からも広げます。
次の視点で候補を洗い出しましょう。
- 誰が使うか
- どの年代が使うか
- どのような場面で使うか
- 季節やイベントと関係するか
- どのようなサイズや機能を求めているか
- 別の表記や似た言葉がないか
たとえば、店舗側が「撥水加工」と表現していても、利用者は「雨に強いバッグ」や「水をはじくバッグ」と検索することがあります。ブランド名や商品名が英語表記の場合は、カタカナ表記でも検索されていないか確認しましょう。
販売者が使いたい専門用語だけでなく、利用者が日常的に使う分かりやすい言葉も調べることが大切です。
調査したキーワードに優先順位を付ける
見つけたキーワードを、すべて商品名へ入れる必要はありません。商品との関連性と重要度を確認し、使用する場所を分けます。
- とくに重要なキーワード:商品名
- 商品名に入りきらないキーワード:キャッチコピー
- 色や用途などの詳しい情報:商品説明
検索されている言葉でも、商品と関係がなければ使用を避けます。キーワードを詰めこむと商品名が読みにくくなり、利用者に商品の特徴が伝わりません。
Yahoo!ショッピングのSEO対策では、キーワードの数を増やすことよりも、Yahoo!ショッピング独自の検索傾向と商品情報を正しく合わせることが重要です。
商品名は重要なキーワードを前半に入れる
Yahoo!ショッピングの商品名では、重要なキーワードを前半に配置することが大切です。
ただし、キーワードを詰めこむのではなく、利用者がひと目で商品を理解できる順番に整えましょう。
商品の種類やブランド名を優先する
商品名には、検索されやすく、購入判断にも必要な情報を入れます。
主な候補は次のとおりです。
- 靴の種類
- ブランド名
- 型番
- メンズ・レディースなどの対象
- サイズ
- カラー
- 素材や機能
- 用途
たとえば、女性向けのスニーカーであれば、「靴」のような広い言葉だけでなく、「スニーカー」「レディース」「軽量」「白」「通勤」なども候補になります。
どの言葉を優先するか迷った場合は、キーワード調査で確認した検索候補と、商品の特徴を照らしあわせて判断しましょう。
記号や長すぎる商品名を避ける
Yahoo!ショッピングでは、検索上位を狙うためにも、装飾目的の記号は削除しましょう。
たとえば、次のような商品名は不適切だと考えられています。
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商品名を整える場合は、次のように商品の特徴を先に示します。
スニーカー レディース 軽量 白 幅広 クッション入り
商品名は、検索対策のためだけに設定する項目ではありません。靴の種類や対象、機能などが、検索結果を見た利用者へすぐに伝わることを優先しましょう。
プロダクトカテゴリとスペックを正しく登録する
商品名や商品説明を整えても、プロダクトカテゴリやスペックが不適切では、検索結果や絞り込み検索で見つけてもらいにくくなります。商品情報は、商品の種類や特徴にあわせて正確に登録しましょう。
商品に合うプロダクトカテゴリを選ぶ
プロダクトカテゴリは、利用者がカテゴリから商品を探すときに使われます。
たとえば、同じ靴でも次のように種類が分かれます。
- スニーカー
- パンプス
- ビジネスシューズ
- ブーツ
- サンダル
- ランニングシューズ
「レディースシューズ」のような広いカテゴリだけでなく、商品に合う細かいカテゴリまで確認することが大切です。
登録するカテゴリに迷った場合は、Yahoo!ショッピング内で同じ種類の商品を検索し、上位の商品がどのカテゴリに登録されているかを確認します。ただし、競合商品と同じカテゴリを選ぶのではなく、実際の商品内容と一致しているかを判断してください。
Yahoo!ショッピングでは、プロダクトカテゴリが変更される場合もあります。新しいカテゴリの追加や統合に対応できるよう、公式のお知らせや登録内容を定期的に確認しましょう。
サイズやカラーなどのスペックを登録する
スペックは、利用者が検索結果を絞り込むために使う情報です。未登録の項目があると、条件を指定した検索で商品が表示されない可能性があります。
靴の場合は、次の項目を確認しましょう。
- サイズ
- カラー
- 素材
- ヒールの高さ
- 靴幅
- 防水・撥水機能
- 対象
- ブランド
- 型番
たとえば、利用者が「白」「24cm」「幅広」で絞り込んだ場合、該当するスペックが登録されていない商品は候補から外れることがあります。
商品説明に「24cm」「白」と書くだけでなく、スペック欄にも正しく登録することが重要です。
表記をそろえて登録漏れを防ぐ
同じ商品でも、「ホワイト」と「白」、「24cm」と「24.0cm」のように表記が分かれることがあります。
商品ごとに表記がばらばらでは、登録内容の確認や更新に時間がかかります。店舗内で表記ルールを決め、カテゴリやスペックをそろえて登録しましょう。
とくに商品数が多い店舗では、次の項目を一覧にしておくと管理しやすくなります。
商品名や商品説明だけでなく、カテゴリとスペックまで整えることで、Yahoo!ショッピング内で商品を見つけてもらえる機会を増やせます。
1枚目の商品画像を改善してクリックにつなげる
Yahoo!ショッピングSEO対策では、検索順位を上げることだけでなく、検索結果でクリックされることも重要です。どれだけ上位表示されても、商品画像で興味を持ってもらえなければアクセス人数は増えません。
とくにスマホでは画像が小さく表示されるため、1枚目の商品画像で商品の特徴を分かりやすく伝える必要があります。
まずは何の商品かが一目で分かる画像にする
商品画像で最も大切なのは、何の商品なのかがすぐに分かることです。
靴の場合は、背景や装飾よりも商品そのものを大きく見せましょう。
たとえば次のような画像は避けたい例です。
- 靴が小さく表示されている
- 背景や装飾が目立ちすぎる
- モデル写真が中心になっている
- テキストが多すぎる
検索結果では複数の商品が並んで表示されます。まずは商品そのものが目に入る画像を目指しましょう。
Yahoo!ショッピングの画像ガイドラインも確認する
商品画像を改善するときは、Yahoo!ショッピングの画像ガイドラインも確認しましょう。
検索結果で目立たせたいからといって、画像内へ大量のテキストや過度な装飾を入れることはおすすめできません。
たとえば次のようなケースは注意が必要です。
- テキストを大きく配置しすぎる
- 商品よりも文字が目立つ
- 過度な装飾や強調表現を使う
- セール訴求ばかりを並べる
- 商品の実態と異なる表現を使う
画像改善では、クリック率を高めることと、ガイドラインを守ることの両立が重要です。
まずは商品画像を大きく見せ、そのうえで必要最低限の情報だけを補足する構成を意識しましょう。
商品の特徴は一つだけ伝える
1枚目の商品画像では、伝えたい特徴を絞ることも重要です。
たとえば、スニーカーであれば次のような特徴が考えられます。
- 軽量
- 幅広
- 防水
- 本革
- ランニング向け
しかし、これらをすべて画像へ詰め込むと、何が強みなのか分かりにくくなります。
たとえば「軽量スニーカー」が売りであれば、「軽量」を中心に訴求するほうが伝わりやすくなります。
スマホで見たときの視認性を確認する
画像を作成したら、必ずスマホで確認しましょう。
チェックしたいポイントは次のとおりです。
- 商品が大きく表示されているか
- テキストが読めるか
- 色や形が分かるか
- 特徴が一瞬で伝わるか
PCでは見やすくても、スマホでは文字が小さくなり、情報が伝わらないことがあります。
検索結果でどのように表示されるかを確認しながら調整しましょう。
競合商品と並べて比較する
商品画像は単体で評価するのではなく、検索結果で競合商品と並んだ状態で確認することが大切です。
たとえば「レディース スニーカー 軽量」で検索し、上位商品と比較してみましょう。
確認したいポイントは次のとおりです。
- 商品が大きく見えるか
- 特徴が伝わりやすいか
- 色味が埋もれていないか
- 情報量が多すぎないか
利用者は自社の商品だけを見ているわけではありません。競合商品と比較されたときに選ばれる画像になっているかを確認しましょう。
主力商品から対策してアクセス人数を確認する
Yahoo!ショッピングのSEO対策は、一度設定して終わりではありません。商品名や商品画像を変更した後は、アクセス人数や売上がどのように変化したかを確認しながら改善を続けることが大切です。
また、すべての商品を一度に見直すのではなく、まずは主力商品から取り組むことをおすすめします。
主力商品から優先的に改善する
商品数が多い店舗では、すべての商品を同時に改善するのは現実的ではありません。
まずは次のような商品から優先的に対策しましょう。
- 売上が高い商品
- 利益率が高い商品
- 今後売上を伸ばしたい商品
- 季節需要が近い商品
- 広告費を投下している商品
主力商品で成果が出れば、そのノウハウをほかの商品へ展開しやすくなります。
添付資料でも、主力商品は商品ページまで含めてしっかり対策することが推奨されています。
改善前後の数字を比較する
SEO対策を行ったら、必ず効果を確認しましょう。
特に確認したい指標は次のとおりです。
- アクセス人数
- 購入率
- 売上
- 検索キーワード
アクセス人数だけが増えて購入率が下がっている場合は、キーワードと商品内容が一致していない可能性があります。
反対にアクセス人数は変わらなくても購入率が改善していれば、商品ページの内容が良くなったと考えられます。
また、Yahoo!ショッピングでは「プレミアム統計」を活用することで、検索キーワードやアクセス状況、売上データなどを分析できます。
商品名や商品画像を変更したあとに数字を確認しなければ、どの施策が成果につながったのか判断できません。改善内容と分析結果をセットで確認することが大切です。
一度に複数の項目を変更しない
SEO対策では、一度に多くの項目を変更しすぎないことも重要です。
たとえば次の項目を同時に変更すると、どの施策が効果につながったのか判断しにくくなります。
- 商品名
- 商品画像
- キャッチコピー
- 商品説明
- プロダクトカテゴリ
- スペック
まずは商品名を変更し、その後に商品画像を改善するなど、段階的に進めることをおすすめします。
改善内容と変更日を記録しておくと、効果検証もしやすくなります。
まとめ|Yahoo!ショッピングSEO対策は商品情報全体を見直す
Yahoo!ショッピングでアクセス人数を増やすには、商品名へキーワードを入れるだけでは不十分です。
まずはYahoo!ショッピング独自の検索傾向を理解し、キーワード調査を行うことが重要です。そのうえで、商品名、キャッチコピー、商品説明、プロダクトカテゴリ、スペックを整え、検索されやすい状態を作りましょう。
また、検索結果でクリックされるためには、1枚目の商品画像の改善も欠かせません。ガイドラインを守りながら、商品の特徴が一目で伝わる画像を用意することが大切です。
さらに、Yahoo!ショッピングの検索順位は商品情報だけで決まるわけではありません。販売実績、優良配送、PRオプションなども影響するため、可能な範囲で取り組むことをおすすめします。
SEO対策を行った後は、プレミアム統計などを活用しながらアクセス人数や売上の変化を確認し、継続的に改善していきましょう。
「どのキーワードを選べばよいか分からない」「商品名を改善してもアクセス人数が増えない」「商品ページ全体を見直したい」といった場合は、専門会社へ相談するのも一つの方法です。
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