「サイズ違いはこちら」「色違いも見る」といった案内をクリックしても、目的の商品にたどり着けないページを見かけたことはないでしょうか。Yahoo!ショッピングで商品導線を拡充する方法はいくつかありますが、まず検討したいのがグルーピングIDです。バリエーション情報が同じ商品同士であれば、グルーピングIDを使って複数の商品ページを1つの商品として表示し、プルダウンで切り替えられるようにできます。一方、バリエーション情報が異なる商品同士はグルーピングできないため、その場合はストア内検索のURLを活用したリンク設置で導線を補うことになります。この記事では、グルーピングIDの仕組みと設定方法、グルーピングできない商品に使うストア内検索リンクとの使い分けについて解説します。
グルーピングIDとは?商品ページをまとめる仕組み
グルーピングIDとは、色やサイズなどのバリエーションが異なる複数の商品ページを、ストア側であらかじめグループとして紐づけておく仕組みです。同じグルーピングIDを設定した商品ページは、ストアフロント上で1つの商品として表示され、購入者はページを行き来せずにプルダウンなどからカラーやサイズを切り替えて商品を選べるようになります。
たとえば、同じデザインのTシャツをS・M・L・XLの4サイズで別々の商品ページとして登録している場合、これらの商品ページに同一のグルーピングIDを設定すれば、購入者はどのサイズのページにアクセスしても、画面上のプルダウンから他のサイズへ簡単に切り替えられます。個別に「サイズ違いはこちら」といった案内文とリンクを設置する必要がなくなり、リンク切れや案内漏れが起きにくくなる点も大きなメリットです。
グルーピングIDを使うための条件と設定方法
グルーピングIDを利用するには、対象となる商品ページ同士のバリエーション情報(バリエーション項目名・バリエーション値の構成)が揃っている必要があります。たとえば「カラー」と「サイズ」という2つのバリエーション項目を持つ商品群であれば、グループ化するすべてのページで同じ項目構成にしておく必要があります。バリエーション情報が一致していない商品ページ同士は、そもそもグルーピングの対象にできません。
設定は、ストアクリエイターProの商品管理画面から、グループ化したい商品ページに共通のグルーピングIDを入力することで行えます。すでに登録済みの商品ページに後からグルーピングIDを追加することも可能です。新しくバリエーション商品を登録する際は、あらかじめグルーピングIDの設計(命名ルールや管理方法)を決めておくと、商品追加のたびに迷わず運用できます。
バリエーションが異なる商品にはストア内検索リンクを使う
グルーピングIDは、バリエーション情報が同じ商品同士でなければ設定できません。シリーズ展開している商品でも、型番ごとにバリエーション項目の構成が異なっていたり、単品商品とセット商品が混在していたりする場合は、グルーピングの対象にならないケースが多くあります。こうした「グルーピングできない商品群」の導線を強化したいときに活用できるのが、ストア内検索のURLを使ったリンク設置です。
ストア内検索リンクとは、自店のストア内検索窓であらかじめキーワードを検索し、その結果画面のURLを商品ページなどに貼り付ける仕組みのことです。ストアページの検索窓に調べたいキーワード(型番、シリーズ名、カテゴリ名など)を入力して検索し、表示された結果画面のURLをブラウザのアドレス欄からそのままコピーするだけで作成できます。このURLを商品説明文やバナーのリンク先として設置すれば、クリックしたユーザーは自店内の該当商品だけが並ぶ検索結果に自動的に案内されます。
たとえば、同じシリーズでもバリエーション構成が異なるために1つの商品としてグルーピングできない商品群であれば、商品説明文に「シリーズの他の商品を見る」といった案内を入れ、シリーズ名で検索した結果ページにリンクさせておく方法が有効です。新商品が追加されたり、一部商品が販売終了になったりしても検索結果は自動的に更新されるため、個別にリンクを貼り替える手間がかかりません。福袋やまとめ買い企画のように、対象商品が頻繁に入れ替わる特集ページでも活用しやすい方法です。
リンク設置時の注意点
グルーピングIDとストア内検索リンクのどちらを使う場合も、設置後の見え方を確認しておくことが大切です。
グルーピングIDを設定する際は、バリエーション項目の構成が本当に一致しているかを事前に確認しましょう。構成が異なる商品ページを無理にグルーピングしようとすると、正しく表示されなかったり、意図しない組み合わせで表示されたりすることがあります。
ストア内検索リンクを設置する際は、検索キーワードの選び方によって表示される商品が変わる点に注意が必要です。キーワードがあいまいだと、案内したい商品以外のものまで検索結果に表示されてしまい、ユーザーを混乱させることがあります。型番やシリーズ名など、対象商品を絞り込みやすい固有のキーワードを選びましょう。また、検索結果の並び順(おすすめ順、売れている順、新着順など)によって表示のされ方が変わるため、リンクを設置する前に実際の見え方を確認しておくことも大切です。設置後は、実際にリンクをクリックして意図した商品群が表示されるかを、自分の目で確認する習慣をつけましょう。
よくある失敗
よくある失敗の一つは、本来グルーピングできる商品ページを見落とし、すべてストア内検索リンクだけで対応してしまうケースです。バリエーション情報が同じ商品同士であれば、まずグルーピングIDを検討したほうが、購入者にとって分かりやすい導線になります。
反対に、バリエーション構成が異なる商品を無理にグルーピングしようとして、表示が崩れてしまうケースも見られます。グルーピングの対象になるかどうかは、登録前に必ず確認しておきましょう。
ストア内検索リンクについては、設置したまま長期間内容を確認せず、検索結果が意図した商品群からずれてしまうことも失敗の一つです。商品ラインアップの変更にともない、以前は適切だったキーワードが、今では関係のない商品まで含んでしまうケースがあります。対策としては、リンクを設置したキーワードを一覧化しておくこと、商品ラインアップを変更した際に検索結果を見直すことが実践のポイントです。
まとめ
Yahoo!ショッピングで商品導線を拡充するなら、まずバリエーション情報が同じ商品同士をグルーピングIDでまとめられないかを検討しましょう。プルダウンで切り替えられる分かりやすい導線を、個別のリンク設置なしで実現できます。バリエーション情報が異なるためグルーピングできない商品群には、ストア内検索のURLを活用したリンク設置が有効です。手間をかけずに導入できる施策だからこそ、まずは一つの商品群から試してみる価値があります。効果を感じられたら、他のシリーズやカテゴリーにも少しずつ広げていきましょう。小さな工夫の積み重ねが、店舗全体の回遊率向上につながっていきます。まずは自店の商品群でバリエーション情報を確認し、グルーピングIDとストア内検索リンクを使い分けてみてください。
商品検索用の導線設計やページ改善に迷う場合は、お問い合わせください。店舗の状況を確認したうえで、具体的な改善策をご提案します。
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