コンビニのレジ横にお菓子が並んでいると、つい手が伸びてしまうことがあります。Yahoo!ショッピングでも、関連商品の見せ方を工夫することで、同じような「ついで買い」を促し、客単価を上げられます。この記事では、レコメンド表示の仕組みと、店舗側で工夫できる関連商品の選び方を解説します。
ついで買いを促すレコメンド表示の仕組み
Yahoo!ショッピングには、「この商品を見ている人におすすめ」「この商品を買った人におすすめ」といったレコメンド(おすすめ商品)表示が、商品ページやカート画面など複数の箇所に自動で表示される仕組みがあります。
このレコメンド表示のほとんどは、閲覧履歴や購買データをもとにシステムが自動で出し分けており、店舗側で表示・非表示を細かく操作することはできません。一方で、ストアクリエイターProのフッター設定など、店舗側が任意の商品を指定して「おすすめ商品」を掲載できる箇所も別途用意されています。
自動で表示される部分と、店舗側で設定できる部分の違いを理解したうえで、工夫できる範囲から取り組むことが大切です。自動表示の仕組みを変えられないからといって諦めず、店舗側で操作できる部分を丁寧に整えることが、結果的に大きな差につながります。どの商品をおすすめとして掲載するかは、思いつきで決めるのではなく、実際によく一緒に購入されている組み合わせを踏まえて選ぶと、より効果を発揮しやすくなります。設定した後も定期的に見直しを行い、季節や在庫状況の変化にあわせて掲載商品を入れ替えていくことが、継続的な効果につながります。
送料無料ラインを絡めた「あと少し」の見せ方
関連商品を選ぶ際は、送料無料ラインやクーポンの適用条件に届きそうな価格帯の商品を優先的に見せることが効果的です。
たとえば、送料無料まであと数百円というユーザーに対して、その差額に近い価格の関連商品をおすすめすると、「あと少しだから買い足そう」という気持ちを後押しできます。イベント期間中にまとめ買いの条件がある場合も、条件を満たしやすい低価格帯の商品を目立たせておくと、ついで買いが起こりやすくなります。
関連商品は「一緒に使うと便利なもの」だけでなく、「あと一歩で条件を満たせる価格帯のもの」という視点でも選んでみましょう。
店舗側で工夫できるおすすめ商品の設定
店舗側で設定できるおすすめ商品は、閲覧中の商品との関連性が高く、価格帯も手が出しやすいものを選ぶことが基本です。
具体的には、一緒に使われることの多い消耗品やアクセサリー、同じシリーズの商品、季節に合わせたおすすめ商品などが候補になります。フッターのおすすめ商品欄は複数商品を登録できるため、価格帯の異なる商品を並べておくと、幅広いユーザーのニーズに対応できます。
一方で、閲覧中の商品とまったく関連のない商品を並べても、クリックされる可能性は低くなります。「今この商品を買おうとしている人が、次に欲しくなりそうなものは何か」という視点で選びましょう。実際の購入データで一緒に買われている商品を確認できる場合は、そのデータも参考にすると精度が上がります。
ついで買い施策でよくある失敗
ついで買い施策でよくある失敗は、おすすめ商品を一度設定したまま、季節や在庫状況に合わせて更新しないことです。
季節外れの商品をおすすめし続けていると、クリック率が下がるだけでなく、店舗の管理が行き届いていない印象を与えることもあります。また、高額な商品ばかりをおすすめしてしまい、「ついで買い」にはハードルが高すぎるケースも見られます。おすすめ枠には、あくまで気軽に追加できる価格帯の商品を中心に据えることを意識しましょう。
対策としては、季節や在庫状況に合わせておすすめ商品を定期的に見直すこと、価格帯を手に取りやすい範囲にそろえることが実践のポイントです。担当者の異動があっても引き継げるよう、おすすめ商品の選定基準を簡単なメモにまとめておくと運用が安定します。
まとめ
Yahoo!ショッピングでついで買いを促すには、自動で表示されるレコメンドの仕組みを理解したうえで、店舗側で設定できるおすすめ商品を、送料無料ラインやクーポン条件と絡めて見せることが効果的です。小さな導線の積み重ねが、客単価アップという成果につながっていきます。まずは自店のフッターやランキング設定に、価格帯の異なる関連商品を登録できているかを確認してみてください。
関連商品の選び方やついで買い施策の設計に迷う場合は、お問い合わせください。店舗の状況を確認したうえで、具体的な改善策をご提案します。
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